事業趣旨
琉球大学では、「沖縄産学官協働人財育成円卓会議」の提言を受け、新たな価値を創造できる人材や国際性豊かな人材の育成を広く社会人向けに開講しています。
令和元年に、これら科目の一部が一般財団法人地域公共人材開発機構(COLPU)の資格制度「初級地域公共政策士」の科目認証制度に認定されました。
「初級地域公共政策士」とは、自治体職員、NPO関係者、公共に関わる企業の担当者等の地域公共人材を対象に、地域課題解決に対して実務的なプロジェクトスタッフやプロジェクトのサブリーダーとしての実践的能力を認定する職能資格制度です。
京都に次ぐ全国で2番目の資格認定であり、本学のプログラムは
➀社会人のキャリア形成となる実践的なプログラムを開講、
②社会人と学生(一部は高校生)という多様性に富む受講生が協学型で
地域課題解決に取組むなどの特色があります。
令和元年度の開設以降、資格プログラム科目を4年間で延べ1423人(学生816人、社会人607人)が受講し、99名(学生28名、社会人71名)の初級地域公共政策士を沖縄から輩出しました。
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科目一覧
No | 科目名 | 開講形式 | 概要 | 教育要素 取得要件 |
1 | 琉大特色・地域創生特別講義Ⅴ 「政策立案能力強化プログラム」 | 後学期 集中講義 オンライン (土曜・5日) | 国連の持続可能な開発目標(SDGs)を基準として、2030年に定められた 達成目標から地域的な課題の発見のために地域のあるべき姿を踏まえ、 地域活性化及び地域経営の具体的な課題を発見し、現実に即した政策立案 に取り組む。 | 政策研究の 基礎知識 必修科目 |
2 | 総合特別講義Ⅸ 「地域円卓会議マネジメントの 技法と実践」 | 前学期 集中講義 オンライン (土曜・5日) | 地域社会の課題の共有に向けた対話の場である「沖縄式地域円卓会議」の マネジメントを行える人材を養成するため、ケーススタディを中心に課題 共有の手法を学修する総論的な内容を扱う。 | |
3 | 国際地域創造学部 実践経済学Ⅴ 「ソーシャル・ インパクト・ボンド 基礎概論」 | 後学期 集中講義 オンライン (土曜・5日) | 社会的インパクト投資の概論を踏まえた上で、その方法の1つである ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)について、講義とグループワーク により具体的な進め方を実践的に学修する。 | 政策の 得意分野づくり 【ソーシャル ファイナンス】 選択必修科目 (3科目から 2科目を選択) |
4 | 総合特別講義Ⅵ 「クラウドファンディング実践講座」 | 前学期 集中講義 オンライン (土曜・5日) | 地域が抱える課題を解決するため新たな資金調達手法「クラウドファン ディング」という手法で、商品開発、サービス提供などの事業プランニン グの手法を学修する。 | |
5 | 総合特別講義Ⅴ 「DX(デジタルトランス フォーメーション)による地域課題解決」 | 後学期 集中講義 オンライン (日曜・5日) | DX(デジタルトランスフォーメーション)の活用による地域社会が抱え る様々な課題の解決を担う、地域公共人材養成を目的とする。 具体的には、地域課題解決にDXをどのように適用するかについてアイ デアソンで検討し、グループで提案書を作成する。 | |
6 | 総合特別講義Ⅷ 「ファシリテーションの 技法と地域振興」 | 前学期 集中講義 オンライン (日曜・5日) | 地域振興及び地域課題解決に活かせるファシリテーションの考え方と技法 について座学とグループワークを通して詳しく学ぶ。 これらを通して、地域振興や地域課題解決の現場で実践できるようになる ための能力を身に付ける。 | 政策基礎としての社会人基礎力 選択必修科目 (4科目から 1科目を選択) |
7 | キャリア関係科目 「地域企業(自治体) お題解決プログラム」 (前学期)(後学期) | 前学期 後学期 オンライン (毎週火曜日) | 沖縄県内市町村(自治体)が抱える地域課題について、ヒアリングと フィールドワークを踏まえ実際に課題解決に向けた取り組みを提案する ことで、これからの社会に求められる社会人基礎力やキャリア観の 醸成を図る。 | |
8 | 総合特別講義Ⅶ 「コミュニティ・プロデューサー 養成講座」 | 後学期 集中講義 オンライン (日曜・5日) | マルチステークホルダーをつなぎ、地域を元気に盛り上げる能力「プロ デュース能力」を高めるための実践的な内容を学修する。 また、米国オレゴン州ポートランドをモデルに、課題抽出やビジョン策定 などの手法も学習する。 | |
9 | 【新設】総合特別講義Ⅳ 「持続可能な食・農・観光の連携による 共創の場づくり」 (前学期)(後学期) | 前学期 後学期 集中講義 オンライン (土曜・5日) | 沖縄の食・農業・観光における現状と課題について学習し、地域住民・自 治体・企業・大学などの多様なステークホルダーが、食品・畜産・農業の 高度連携によって資源循環を実現する持続可能な共創の場づくりについて の提言に取組みます。 |
※基本的に全科目Zoomを用いたオンライン授業ですが、オンライン上で高度なグループワークに取組む
ため、必ずデスクトップPCかノートPCで受講して下さい。(禁:スマートフォン・タブレット端末)
※集中講義の開講日は土曜日を基本としますが、一部は日・祝日にも開講します。
※「初級地域公共政策士」の資格取得には、上記プログラムのうち必修科目と選択科目の計5科目の修了が必要です。この他、一般財団法人地域公共人材開発機構が開講する「初級特別講義(政策的思考)」のeラーニング受講・修了が必要です。
申し込み受け付けについて
「初級地域公共政策士」資格取得プログラムの受講をご希望の方は、ご自身の所属にあわせて下記のバナーをクリックして下さい。
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