プログラム概要

 琉球大学では、「沖縄産学官協働人財育成円卓会議」の提言を受け、新たな価値を創造できる人材や国際性豊かな人材の育成に向け、履修証明プログラムを社会人向けに開講しています。本プログラムの科目は、一般財団法人地域公共人材開発機構(COLPU)の資格制度「初級地域公共政策士」の科目認証制度に認定されています。
 「初級地域公共政策士」とは、自治体職員、NPO関係者、公共に関わる企業の担当者等の地域公共人材*を対象に、地域課題解決に対して実務的なプロジェクトスタッフやプロジェクトのサブリーダーとしての実践的能力を認定する職能資格制度です。なお、対象科目は全て本学の正規科目となっています。

京都に次ぐ全国で2番目の資格認定であり、本学のプログラムは
➀社会人のキャリア形成となる実践的なプログラムを開講、
②社会人と学生(一部は高校生)という多様性に富む受講生が協学型で地域課題解決に取組む
などの特色があります。

令和元年度の開設以降、資格対象科目を5年間で延べ1,885人(学生1,064人、社会人821人)が受講し、117名(学生33名、社会人84名)の初級地域公共政策士を沖縄から輩出しました(令和6年3月末時点)。

*地域公共人材:協働型社会において、地域社会の共通課題の解決のために職業やセクター、組織という分断の壁を乗り越えて、パートナーシップを結びながら協働できる担い手。

科目一覧

授業時間表

令和6年度前学期「初級地域公共政策士」資格プログラム開講暦 Ver.52024.04.17

令和6年度後学期「初級地域公共政策士」資格プログラム開講暦Ver.1(2024.08.30)

No科目名開講形式概要教育要素
取得要件
1琉大特色・地域創生特別講義Ⅴ
「政策立案能力強化プログラム」
後学期
集中講義
オンライン
(土曜・5日)
国連の持続可能な開発目標(SDGs)を基準として、2030年に定められた
達成目標から地域的な課題の発見のために地域のあるべき姿を踏まえ、
地域活性化及び地域経営の具体的な課題を発見することで、現実に即した
政策立案に取り組む。
政策研究の
基礎知識
必修科目
2総合特別講義Ⅸ
「地域円卓会議マネジメントの
技法と実践」
前学期
集中講義
オンライン
(土曜・5日)
地域社会の課題の共有に向けた対話の場である「沖縄式地域円卓会議」の
マネジメントを行える人材を養成するため、ケーススタディを中心に課題
共有の手法を学修する総論的な内容を扱う。
3実践経済学Ⅴ
「ソーシャル・
インパクト・ボンド
基礎概論」
後学期
集中講義
オンライン
(土曜・5日)
社会的インパクト投資の概論を踏まえた上で、その方法の1つである
ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)について、講義とグループワーク
により具体的な進め方を実践的に学修する。
政策の
得意分野づくり
【ソーシャル
ファイナンス】

選択必修科目
(3科目から
2科目を選択)
4総合特別講義Ⅵ
「クラウドファンディング実践講座」
前学期
集中講義
オンライン
(土曜・5日)
地域が抱える課題を解決するため新たな資金調達手法「クラウドファン
ディング」という手法で、商品開発、サービス提供などの事業プランニン
グの手法を学修する。
5総合特別講義Ⅴ
「DX(デジタルトランス
フォーメーション)による地域課題解決」
後学期
集中講義
オンライン
(土曜・5日)
DX(デジタルトランスフォーメーション)の活用による地域社会が抱え
る様々な課題の解決を担う、地域公共人材養成を目的とする。
具体的には、地域課題解決にDXをどのように適用するかについてアイ
デアソンで検討し、グループで提案書を作成する。
6総合特別講義Ⅷ
「ファシリテーションの
技法と地域振興」
前学期
集中講義
オンライン
(土曜・5日)
地域振興及び地域課題解決に活かせるファシリテーションの考え方と技法
について座学とグループワークを通して詳しく学ぶ。
これらを通して、地域振興や地域課題解決の現場で実践できるようになる
ための能力を身に付ける。
政策基礎としての社会人基礎力
選択必修科目
(3科目から
1科目を選択)
7キャリア関係科目
「地域企業(自治体)
お題解決プログラム」
(前学期)(後学期)
前学期
後学期
オンライン
(毎週木曜日)
沖縄県内市町村(自治体)が抱える地域課題について、ヒアリングと
フィールドワークを踏まえ実際に課題解決に向けた取り組みを提案する
ことで、これからの社会に求められる社会人基礎力やキャリア観の
醸成を図る。
8総合特別講義Ⅶ
「コミュニティ・プロデューサー
養成講座」
後学期
集中講義
オンライン
(日曜・5日)
マルチステークホルダーをつなぎ、地域を元気に盛り上げる能力「プロ
デュース能力」を高めるための実践的な内容を学修する。
また、米国オレゴン州ポートランドをモデルに、課題抽出やビジョン策定
などの手法も学習する。

※集中講義の開講日は土曜日(午後3コマ連続)を基本とし、一部は日・祝日にも開講します。
※オンライン授業(Zoom)を基本としますが、フィールドワーク等を実施するハイブリット型授業です。
※必ずデスクトップPCかノートPCで受講して下さい。(禁:スマートフォン・タブレット端末)
※「初級地域公共政策士」の資格取得には、上記プログラムのうち必修科目と選択科目の計5科目の修了が必要です。この他、一般財団法人地域公共人材開発機構が開講する「初級特別講義(政策的思考)」のeラーニング受講・修了が必要です。

申し込み受け付けについて

「初級地域公共政策士」資格取得プログラムの受講をご希望の方は、ご自身の所属にあわせて下記のバナーをクリックして下さい。

過去の実績

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関係リンク

※地域公共政策士の資格取得が可能です