【報告】令和7年度国立大学法人琉球大学地域貢献活動表彰式を開催

令和7年9月24日、本学の大学本部棟第一会議室において令和7年度国立大学法人琉球大学地域貢献活動表彰式を開催しました。
本学は、戦後間もない1950年に開学し、「地域に根ざし、地域のために」という精神を強く受け継ぐ大学として成長してきました。また、長期ビジョンとして、「地域とともに豊かな未来社会をデザインする大学」を掲げております。
国立大学法人琉球大学地域貢献活動表彰制度は、本学が地域貢献大学として、教育研究活動等を通して産学官民連携による各種事業に先導的及び積極的に関わることにより、地域の発展に貢献するとともに、本法人の名誉を高めるための取組を実施している教職員の業績を讃え、その優れた取組を学内外に広め、地域貢献活動(地域の活性化や発展、地域の人材育成、地域的課題の解決を目的とする取組)を一層推進することを目的としています。
学内における公募(推薦)を行い、学内での選考の結果、今年度は、2件の受賞者を決定しました。
受賞者は、最高位である「地域貢献特別表彰」に、農学部の中村真也教授、次位にあたる「地域貢献表彰」に、総合技術部の宗本久弥技術主幹の2名です。
地域貢献特別表彰については、農業農村工学を基盤に、地域の環境保全と次世代育成に継続的に取り組む実践が、教育・研究・社会貢献を一体的に進める優れたモデルとして高く評価されました。また、全国的な表彰実績や広報効果も顕著であり、本学の名誉向上にも大きく貢献されています。特に、地域住民・行政・教育機関との連携を通じ、若年層や担い手育成にも資する内容であり、その実践の持続性が委員から高い評価を受けました。
地域貢献表彰については、研究機関における液体ヘリウムの再利用を通じた、OISTや沖縄県工業技術センター等との連携実現が評価されました。これは、全国的に資源の安定供給が困難な中で、沖縄県内の研究活動や教育活動の継続に大きく貢献している点が評価されたものです。
表彰式では、受賞された方々の表彰内容と地域貢献活動の概要が説明され、喜納学長から、各受賞者へ表彰状、目録及び記念の盾が授与されました。
その後、本学を代表して喜納学長から受賞者へ感謝の言葉が述べられ、その後新聞記者との質疑応答が行われ、式は滞りなく終了しました。
長年にわたり、地域貢献活動に尽力されてきました受賞者の皆様、誠におめでとうございます。

地域貢献特別表彰を受賞された中村教授

地域貢献表彰を受賞された宗本技術主幹